⑧飛行のため装置を機体に搭載し、フラコンの緑ランプが点灯しGPSの
  青LEDが点滅し始めたら、GPS初期設定完了で飛行を開始します。
  初回はGPSが衛星情報を得るために10~30分かかります。
  同一場所で複数回飛ばすと徐々に精度が上がって来ます。
  フラコンの設置場所はカーボン壁や金属、電池などから10cm程度離れ
  いる方がGPSアンテナの受信性能が良くなります。

  離陸前にパイロット位置から50m以内で再度電源を接続します。
  50m以上離れすぎると、リボン図の原点が指定範囲を超えるため

  プロッターで見る時に通常の演技枠が見えなくなります。

⑨飛行後フラコンの電源をOFFにするとSDカードに「.bin」ファイルが作成さ
  れます。

⑩フラコンからSDカードを取り出し、カードリーダーに挿入して
  スマホ、タブレット、PCに接続します。
  中華製スマホやタブレットはUSB機能が無い製品があります。
  国産でUSBホスト機能があるものを選定しましょう。

 

滑走路名前   Pilot      Center    
  磐田 34.799955 137.828458 34.800211 137.826875  
  豊田 35.029540 137.162499 35.029387 137.162764  
  静岡 35.0156406 138.3619137 35.0154922 138.3621950  
  大井川 34.8220806 138.2041687 34.8236269 138.2039313  
  富士川 35.120307 138.641546 35.120328 138.641237  
  西濃 35.273358 136.609776 35.273306 136.610155  
  GMH  35.316270 136.669230 35.316427 136.668900  
  東海 35.1611294 138.6503037 35.1612485 136.6504461  
  宇都宮 36.590743 139.965950 36.590729 139.966225  
  浜松  34.770515  137.814247  34.770476  137.814443  
           
           
           

⑪PCかタブレットで「The Plotter」を立ち上げます。一度立ち上げてお
 くと次回はインターネットに接続してなくても使えるので滑走路でも
 便利です。ブックマークやアイコンで画面に登録すると便利です。
      https://www.flightcoach.org/ribbon/plotter.html
 画面右端の赤いボタン「Convert bin」をタップすると、binファイル選定する
 画面が出るので、SDカードリーダー中のbinファイルを選びます

⑫選定後、演技(P-21)や滑走路を選定する設定画面が現れるので、P-25
  とmanualを選定し、パイロットとセンターの緯度経度を入力します。
 一度入力すると記憶されます。
 

⑬しばらく待つと3Dリボン図が画面に表示されます。

⑭右端のSAVEボタンで表示中の3Dリボン図が「*****.json」と言う形
 でスマホのダウンロードフォルダーに保存されます。
 SDカードにも保存しておけば、パソコンに移動してマウス等を使って自在に
 見ることが可能となります。

⑮3Dリボン図はマウスとSHIFTキー、CTRLキーの組み合わせで自在に
 動かすことができます。右の青いボタンでジャッジ視点、上側、左右
 側視点等に一気に切り替えも可能です。
 拡大縮小はマウスのローラーで出来ます。

⑯下にあるSplitterボタンはp-21の演技毎の表示用で、離陸から順次選定して
  D,Fキーで縮小、延長が可能となります。
  リボン図で D:短縮  F:延伸 となっています。
  操作には慣れが必要なので、繰り返し表示して習熟してください。

  センター位置に関してはさほど精度が良くないので、実際に飛行して
  垂直降下や垂直上昇での記録とセンター位置を比較して微調整しています。
  センターの微調整はSetting-MoveLRの数値で移動できます。

⑰テンプレートは模範演技パターンを3Dリボン図で見ることができます。
  2021.07より閲覧可能となりました。

操作画面は日々進化更新されているので、関連サイトを参考に学習してください。

      以上がフライトコーチの操作方法になります。

①フライトコントローラ:PIXHAWK-miniを入手する。
  専用のGPSアンテナと、電圧変換機(7v~42v対応) 付き。
②装置に電源を接続して磁気コンパスと加速度センサーを校正します。
  ミッションプランナーと言うドローン用ソフトを利用します。
③飛行機用専用パラメータを入力して、フラコンを上下左右に振り回して
  位置と加速度センサー数値を校正後、設定します。
④校正が出来たら、マイクロSDカードを挿入して、機体へ搭載します。
  設定完了でミッションプランナー上で方位やGPS位置が確認できます。

パスファインダーとVLVについては構成済みで販売されているようです。

 大まかな使い方は下記です。

⑤電源をON-OFFする毎に「*******.bin」と言う飛行記録ファイル
 がマイクロSDカード上に作成されます。
 初めての滑走路では初期化のため電源投入後1時間程度放置が望ましい。

   GPS装置は学習機能があり、衛星の位置や移動速度の情報を
   定期的に受け取って、測位精度が上がってきます。     
   F3Aフライト記録だと数十回の使用で更に向上します。 

⑥滑走路のパイロット位置風見ポール位置にスマホを置いて位置情報を記録
 します。静止時の精度はイマイチです。

⑦演技用センターや60°コーナーなどがGooglMAPで確認できれば、その
 場所の緯度経度をメモしても使えます。

       center  35.029387   137.162764
       pilot    35.029540   137.162499


 フライトコーチホームページから開発者に登録するよう連絡する書式があ
  るので、登録すると、呼び出しが簡単になります。
  https://www.flightcoach.org/site-form/
  翻訳機能を使って、フォームに英語で記入して送信すると登録されて
  メールが来ます。
  登録されている滑走路で飛ぶ場合は、いちいち緯度経度を入れなくて
  も自動的に入力されるので便利です。

機体進行方向

<参考:近隣滑走路緯度経度>  2022.09.04更新

フライト・コーチ 取扱説明書

フライトコーチはオーストラリアのF3Aトップ選手のArtur Uzieblo氏が本業のソフト開発環境を使って2021年に作り上げたGPSと慣性航法(IMUセンサー)による航跡をリボン図で表示するアプリケーションです。
無料で使えて、インターネットに繋がってなくてもパソコンやスマホで使えます。ブラウザはFirefoxを推奨されてます。
                                                                         

https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/

GPSとIMUにはドローンで利用されている装置を使います。
市販で2~3万円程度の価格の「フラコン」と呼ばれるドローン飛行安定装置の機能の一部を使っています。

推奨製品
 写真のPixhawk-mini+GPS最新版M10Qアンテナ(廃版)です。
 VLV製 フライトコーチ
 韓国製 パスファインダー

注記:記録精度は飛行する場所のGPS衛星の電波状態に依存し
    ますので、電波状態が悪いと正常に記録できません。 
    地形、電波塔、送電線、ビル壁や山、水面反射の影響で
    正常に記録できないケースもあります。



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