NEO STAGE キット製作 2017.01~03  ② 主翼生地完成

1月21日

さて、いよいよキット製作のキモの部分、主翼組み立て
です。
机を2つ並べて、アルミアングルで平面と水平を出して。
これが狂うと作らない方が良かったとなります。
さて主翼の組み立てをジグ上で行います。
簡単にすいすいやってるように見えますが、実は何度も
予行演習をやって組んだりばらしたりしてます。
接着剤を付けたら引き返せません。

スロットに差し込めば位置は決まりますが、平行四辺形
に変形していることが多いです、接着直前に十分確認
しました。

ジグとくっつくと悲惨です、ポリラップやセロハンテープを
使って接着防止をしています。その方がプランク材に傷も
付かないです。
すんなり出来てるように見えますけど、プランク材が接着剤
失敗のおかげで目に見えてうねってしまいました(涙)
これで終わりかとあきらめかけましたが、それでもなぁと、
30cm四方のベニヤに#240サンドペーパーを貼って取っ手
をつけて気長にするするとこすっていったら徐々に平らに
なっていきました。
サンドペーパーやバルサの質が良いのでリブ毎に凹むこと
もなく、綺麗な面が出て、やっとストレスから解放されました。


初めての組み立てだったので罠にはまることもありましたが
主翼の主要部はなんとかクリヤです。
ここまでの10日間は「あっ!」と言う間に過ぎていきました。

プランク材の接着は1液型接着材は収縮するのでよろしく
なく、30分以上の2液エポキシを使うのが良いそうです。
左右のジグを重ねて貼り合わせます。
接着剤選定がとても大事でした。セダインCは面積が大きい
ので乾いてしまいうまく付かないです。

タイトボンドが比較的付きましたが、薄く伸ばしたりすると
ダメです。ノズルから棒状に出してリブ上に置いて滴になる
のを確認してからプランク材を載せました。
後縁や前縁は瞬間で固定しました。

おもりが足りなかったので4L缶に水を入れて置きました。
結構大きな力で押さないと前縁が密着しません。

実は片側をセダインCを使って組み、上のジグを取り外したら
プランク材が「ぱかっ!」っと音をたてて跳ね上がり…
その時はさすがに気を失ないそうでした(自爆)
下面はすでに接着済みですから、プランク材に穴をあけて
めくらめっぽう瞬間を流し込んでなんとかことなきを得ました。

しかし苦難はまだまだ続き…

1月26日

いよいよ上面プランクです。
仮置きして製作イメージをしっかり焼き付けます。
段取りやおもりもここで準備しておかないといけません。

やや大きめにできているのでどこを基準にするか決めないと
後で苦労します。
後縁が直線なので基準になりますが少し余裕のはみだしが
ある方が瞬間で接着しやすいです。
上面プランクに行く前に最終確認!だんだん慎重さが薄れて
来るので、再確認です。
案の定エルロンコードを通す筒を忘れていたので図面の用紙を
利用してパイプ製作し間に合いました。

紙パイプは出口一つ前のリブで終えた方がコードの収納に具合良いです。
良いバルサを使っているのでしなやかに曲がりました。

前縁は微妙な曲線になってますが、リブ先端に合わせて貼り付けて
いけば自然にその形になりました。
これは主翼本体ではなく、組み立てジグです。
この精度がすべてを決めてしまいます、妥協せず図面をにらみ
ながらキッチリ組み立てます。

左右で挟んでプランクしますから、これが機体性能を
決定します。

尾翼やカナライザーを先に組んでおいたので、要領がわかり
あまり苦難なく組めました。
バルサが鋭角にカットしてあるので、指が当たっただけでも
割れます(涙)。ある程度補強しながらやった方がよかった
と思います。
平行四辺形に移動しやすいのでクロス補強を入れると良いかも。
エンビ板に接着したので瞬間30grくらい使ったかな。
ポリカじゃなくエンビです、値段がぜんぜん違いますから。
接着してから平面になるようしっかり研磨です。
ここで仕上げまで出来ていると、プランク後の手間が相当
はぶけます。

このふかふかバルサの表面が光沢ピカピカの塗装面になって
更にに何年も屋外で劣化しないと言うのはすごいことだといつも
思います。

プランク材は左右表裏4枚ありますので、どれがどこかをしっかり
書いておくと間違わないですね。

1月23日

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